人気ブログランキング | 話題のタグを見る

伊万里・桃川 森家の生活
by shum
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
My Main Web
ブログパーツ
カテゴリ
全体
自然
遊び
学校
地域
仕事
家庭
社会
看板
芸術
ブログ
未分類
タグ
以前の記事
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


京都大学 原子炉実験所 小出裕章氏より

------------------------------------------------------------
皆様

 8時の枝野長官の記者会見を聞き、爆発は格納容器と原子炉建屋の間で起き、格納容器はまだあるとのこと、ちょっとほっとしました。
 もし、それが本当なら、爆発は水素爆発です。
 そしてその水素は、燃料棒被覆管材料である、ジルコニウムという金属と水との反応で生じた水素だと思います。
 それが格納容器ベントを開いたことで、原子炉建屋に漏洩し、爆発に至ったと推測します。
 格納容器は放射能の放出を防ぐ最後の砦で、それがまだ形として残っているということは、せめてもの救いです。

 その格納容器の中に、海水を注入するという説明でしたが、どうやって海水を送るのでしょうか?
 そのためにはポンプが動かなければいけませんし、そのためには電源が必要です。
 電源が失われたからこそ、事態がここまで悪化してきました。
 何故、いきなり海水を送れるようになったのでしょうか?
 注水できるポンプの圧力の能力hああります。
 原子炉圧力容器内は大変高圧になっており、消防用のポンプ車の吐出圧力では原子炉圧力容器の中に直接水を送ることはできませんが、格納容器の中であれば送れると思います。
 それでもなお、核の容器の中に水を送る作業はもっと早くやれたはずだと私は思います。

 十分な情報がない中、申し訳ありませんが、正確な判断ができません。
 もし、格納容器内を海水で満たすことができるのであれば、もちろん原発は2度と使えませんが、最悪の破局は免れることが出来ると私は思います。

 格納容器内に海水にホウ素を混入させることは必要です。
 今直面している危機は、原子炉が溶けてしまうこと、そして一度は停止させたウランの核分裂反応が再び始まってしまうかもしれないことの2つです。
 原子炉を溶かさないためには水を供給すること、核分裂を再び始まらないようにするためには中性子を吸収できる物質を供給しなければいけません。
 中性子を吸収する物資がホウ素です。
 ですから、ホウ素を混入した海水を格納容器に注入することは有効です。
 成功してくれることを願います。

 政府の提供する情報は大変不十分です。
 爆発前後で正門前での放射線量が、減ったなどということは、格納容器が破壊を免れたという証明にはなりません。
 単位風向きが変わった可能性の方が遥に大きいです。
 今後も、あちこちからの情報に常に注意してください。

 このメールは失礼ながらたくさんの人たちに一斉に送ります。
 事故の対応に追われており、お許しください。
 
                     2011/3/12  小出 裕章
------------------------------------------------------------
by shum34 | 2011-03-16 15:13 | 社会
<< 東北地方太平洋沖地震発生に伴う... 4号機事故 >>