京橋にある、名嘉睦稔さんの専用画廊。
3年ぶりの訪問。
東京へ出向くときには、必ず立ち寄る場所。
伊万里へ来てから、ずいぶん
「ボクネン的なモノ」が薄れていくのがわかります。
それもあり、今度は少し緊張していました。
しかし、扉を開け、いつものように端から眺めて、
やがて出迎えを受け、中へ。
すると、ストンと僕の中にはまた、ボクネンさんが入り込んでいました。
話の中でも答えをいただきましたが、
周りから感じられるものが、島と伊万里では違うのではないか、と。
ボクネンさんのような人であれば、地球から感じるもの、として、
それはどこへ行っても変わりはないのかもしれません。
しかし、その地から出ている、居着いている『精霊』みたいなものは、
違っていて当たり前で、なんだかその話を聞いたとき、
ふっと力が抜けたように思います。
その場の雰囲気をありのままに感じること、
そして、そこでその場の雰囲気を持っている人と話すこと、
それが、『ボクネン的なモノ』なのかなって、今回の一番のおみやげ。
もうひとつの収穫は、サンヨーの企業カレンダー。
ボクネンさんの新作が収録されています。
作品がすごいのはもちろん、
印刷物としての、紙やインク、刷りが非常に優れていて、
本物の透明感とは異なる、その微妙なクスミがまた、味があり、趣深い。
それを観ながら、周りにはまた、本物の睦稔作品が眺められるという、
なんとも幸せなひとときを過ごすことが出来ました。
国立新美術館がおやすみだったおかげで、
時間的にもたっぷりだったしね(^_-)