「想定外のことはないと思っているが、想定外のことも想定して臨む。」
案の定、ですな。
言葉尻を捉えているわけではありません。
確率論的に線を引いて、想定しうることも、対策はしていないと言うこと。
企業として当然の姿勢ではありますが、問題は、
電力会社がその線を明らかにしてこなかったことと、
行政や議会が、丸投げで信じ切ってきたと言うこと。
被害者意識丸出しですもの。
さらに副社長はこう述べています。
「津波の安全評価は最新の知見で解析した結果で行っている。
原発の標高11メートルに対し、津波は2メートル程度の想定で十分余裕がある」
玄海原発の現地調査は昭和42年。44年前です。
それにね、想定しなければならないのは、地震や津波だけではありません。
今回たまたまそうであっただけで、実際会社もそれは考えてないって言ってるし。
事故が起こるとしたら、別の事象で。
それを考えているのか。
考えてないなら、お手上げになったときどうするのか。は考えましょうね。
今回、事業者は万一のことは考えないようにしており、
救難のプロ(消防)はあらゆることを想定していることがわかりました。
ちなみに、自衛隊も大活躍ですが、やはり、
救難に特化した組織ではないことがよくわかりました。
それぞれの役割や力量を良く理解して、
この国難を乗り越えていきましょう。